若い世代に夢と感動を与えた20 代~30代の若者と、そうした若者たちの才能を見出し、明日のリーダー育成に取り組む指導者を讃える「若者力大賞」は、当協会の設立40周年記念として2009年に制定されました。第6回目を数える今年度の「若者力大賞」の最終選考がこのほど終了し、晴れて5名(団体含)の受賞者が決定いたしました。今回の受賞者は、それぞれの分野で著名な方もいらっしゃいますし、一方であまり知られていない方もいらっしゃいます。しかし、皆さんに共通しているのは、日ごろの活躍の陰で、人や社会のために真剣に取り組んでいるその姿や、勇気がなければできないその行為を、ふだん決してまわりにアピールしようとしない、つまり「陰徳」の尊さを教えてくれていることです。この表彰の意図するところは、そこにあります。彼らの活動の社会的意義と尊さを理解し、そうした支援を求める人たちが、日本にも世界にも大勢いることを、私たちが代わって社会に広く伝えてあげる必要がある、そう願って賞をお贈りしています。若い世代のお手本として勇気ある活動がこれからもがんばり続けられるよう、あたたかい声援を送り続けたいと思います。
1984年10月生まれ。モデル。モデルとして活動する傍ら、国連UNHCR協会の「毎月倶楽部」に参加し(毎月自分が決めた額を寄付するというもの)、協会を通じてネパールのブータン難民キャンプを訪問。国際協力をすることに気恥ずかしさを感じる日本人が多い中、「誰かのために行動するのは、とっても気持ちいいしカッコいいこと。そんな経験をもっと多くの人とシェアしたい。」との考えから、海外の多くの難民キャンプに足を運び、肌で感じたことを伝えたいと願っている。また、初挑戦となったトライアスロンの大会では、「Just Giving」というチャリティー に参加し、難民支援活動への寄付を募る活動を行った。活動を通して、多くの人に世界の問題やチャリティーに興味を持ってもらい、 国際協力の窓口になりたいとの希望を持っている。
1994年7月、宮城県女川町生まれ。慶應義塾大学総合政策学部2年在学中。 東日本大震災の発災直後より、ボランティアの手によって企画・運営されている 臨時のFMラジオ局「女川(おながわ)さいがいFM」で、初代高校生アナウンサーとして活躍した。高校1年生時に、東日本大震災に見舞われ、家族と共に避難途中にあの大津波に呑みこまれ、自宅と祖父、母親など家族をいっぺんに失った。祖母と二人での 避難所生活で元気を亡くしていたときに、立ち上がったばかりのFM局スタッフから声をかけられたのがキッカケで、町の役に立つならと関わることになった。ラジオの経験はなかったが、自らも被災し、痛みを受けた経験と、高校の演劇部で活動していた度胸を生かして、積極的に避難所や仮設住宅などで、町民の声を拾うインタビューを行い、若者パワーで元気を与えただけでなく、同時に自らも笑顔と勇気をもらった。 進学のため、上京したあとも後輩の高校生アナウンサー達を指導するなど、東京からサポートを続ける傍ら、自身も、あの震災を当事者として経験した立場から伝えられるアナウンサー、レポーターになりたいと勉強に励んでいる。
1981年東京生まれ。朝鮮大学政治経済学部法律学科、早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。2006年よりモルガン・スタンレー・キャピタル、ユニゾン・キャピタルといった投資ファンドに勤務する傍ら、2007年に特定非営利活動法人Living in Peaceを設立。
投資のプロとして様々な事業分析・投資実行・投資先の経営に関与する傍ら、機会の平等の提供による貧困の撲滅を目指し、国際的な活動では、マイクロファイナンス(銀行融資を受けられない貧困層の人々を対象とした各種金融サービス)、国内では教育に特化したプロジェクトチームを組成。 社会人を中心に60名以上のチームメンバーが参加している。近年、国内では、児童養護施設向けの寄付プログラム「Chance Maker(チャンス メーカー)」の実施および子供向けのキャリアセッションを行っている。
1979年生まれ。弁護士。中央大学大学院公共政策研究科客員教授、慶應義塾大学法科大学院講師。東日本大震災無料法律相談に加わり、相談内容が弁護士の手元にとどまっていることに気づき、相談内容の共有化の必要性を感じた。すべての相談内容の集約と解析による可視化を日弁連に提言。集積された4万件以上の事例をもとに、現状に即した復興支援や防災の立法政策に貢献した。2012年に政策ノウハウの伝承を目指す政策学「災害復興法学」を各大学に創設し、若きリーダーの育成に力を注ぐ。近著に「災害復興法学」(慶應義塾大学出版会)。
日本文化の伝統として、また国技としてその規律や指導に厳しい相撲の世界で、異文化の壁を越えて、エジプト出身の大相撲力士・大砂嵐を受け入れた大嶽部屋。(2004年に大鵬部屋から改称)イスラム教の教えからラマダン月のおよそ1か月間、日中(日の出から日没まで)は飲食を絶つという宗教的な生活習慣をもつ新弟子の入門である。これまでにない異文化の違いを受け入れることに大嶽親方は挑戦し、部屋の若い力士たちや指導者たちも一丸となって大砂嵐を関取に育て上げた。「特別なことは何もしていない」「まだ道半ば」が口癖の大嶽親方は、1960年9月生まれ、大阪市出身で大鵬部屋所属の元大相撲力士。
日 時:2015年1月28日(水)17:00ー19:30(受付開始16:30)
場 所:六本木ヒルズ「ハリウッドホール」(東京都港区六本木6-4-1 ハリウッドプラザ5階)
(地図:http://www.hollywood.ac.jp/mba/access/pdf/index/accessmap.pdf)
参加費:一般・会員 5,000円
学生 2,000円
※参加費には交流会の飲食代が含まれます
※参加費は当日会場にてお支払いください
定 員:先着300名
主 催:公益財団法人日本ユースリーダー協会
協 力:学校法人メイ・ウシヤマ学園 ハリウッド大学院大学
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